読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

log

好きなことの記録帳

ミュージカル「スタミュ」を観た

まずは、スタミュミュ千秋楽おめでとうございます!

私は最終日16日の2公演を観劇しました。素晴らしい舞台で、時間が経ったいまでも興奮醒めやらぬ状態。4月19日(水)~23日(日)までGYAO! で映像配信されるそうなのでよろしければ是非。

ニゴステ 2.5次元ステージ | 無料動画&定額見放題GYAO![ギャオ]

 

私はアニメのスタミュが好きな、ミュの視点から言えばいわゆる“原作ファン”というやつで、この舞台化も昨年11月のアニメ公式による発表で知った。昨今の2.5次元ブームとスタミュのミュージカルという題材からいつかくるかもなぁとぼんやり思っていたけれど、正直こんなに早いとは思わなかった。

過去に好きな作品が実写化したとき「その作品媒体としておもしろくなるためなら改変は然るべき、原作とメディアミックスは別物」という思想を叩き込まれていたことと、「スタミュスタッフはスタミュのことが大好きだからきっと大丈夫」というもはや謎レベルの絶大なる信頼感があったので、あまり不安とかはなくて、興奮のほうが勝っていた気がする。

その後も続々と情報がでるなか、アニメ制作陣の発言が前向きだったこともあり、楽しみにしつつ過度な期待はせず、わりとフラットな気持ちで開幕を待っていた。というか多分、直前まで実感が湧いてなかった。

 

結論から言えば、スタミュミュは素晴らしかった。2.5次元舞台が何をもって成功というのかは人によって異なるだろうけど、私はこのミュージカルを見て幸せな気持ちに溢れたし、興奮したし、スタミュを好きでいてよかったと思った。周りを見ても概ねそんな感じだったので、大成功と言って過言じゃないだろうと私は思う。

ありがとうキャストのみなさん。ありがとうスタッフのみなさん。ありがとうスタミュ

 

なにより嬉しかったのは、舞台上で繰り広げられる光景がスタミュの世界観で満ちていたことだった。舞台になったスタミュも“スタミュの世界”だった。アニメと舞台で表現方法は違っても、スタミュの笑えて泣けて一生懸命で真っ直ぐな世界観がそこに存在して、アニメと同様の多幸感を得られる作品だった。*1

 

アニメで全12話、6時間ある内容を2時間強にまとめた脚本は、スピード感があって1本の話として仕上がっていた。短くなったことで変わった部分もあって、結構重要な台詞(私見)が消えていたりもする。それでもキャラクターの根幹は変わることなく、たしかにこの台詞がない世界線ならこのキャラはこう話す・動くかもと思えた。キャラクターがちゃんと地に足着いてるって感覚。脚本家ってすごい。*2

 

演出では、可動式の階段ですべてを表現するワクワク感が忘れられない。階段が階段として場所を移して使用されるだけでなく、形を変えてステージになったり、部屋のドアになったり、キャストを乗せたままくるくると回って曲を彩ったり*3、さらには側面の三角のライトを使用して星形を表現したり、ひとつの舞台セットでここまで表現できるものなのだと驚いた。

曲に合わせてオーディション風景を終わらせたり、台詞を繋ぎながら場面を同時進行したりといった、舞台ならではの構成があったのも楽しかった。

 

そして、忘れてはならないのがアンサンブルのみなさん。もうとにかく素晴らしかった。キャストそのものにキャラがついていない、その場面毎を演出するためのアンサンブルの輝きを強く浴びた気がした。彼らのパフォーマンスによって、舞台がより一層華やかになっていたし、主要キャストより目立つことは決してしないのに、アンサンブルのほうに目を惹かれることもあった。傘やステッキや布等の小道具を使った表現も、アヤナギショウタイムの模範演技も、すごくかっこいい。

千秋楽に行けてよかったことのひとつは、彼らに拍手を送る機会をもらえたことだ。もしかすると主要キャストよりもハードだったかもしれないアンサンブルのみなさん、お疲れさまでした。本当にありがとうございました。

 

主要キャラクターについては、どのキャラも「そのまま」の一言に尽きて、アニメから飛び出してきたかのようだった。星谷くんの真っ直ぐさ・熱さ、鳳先輩の憧れの人足り得るダンスの美しさや少しはぐらかすような話し方、辰己の人の目を惹くスター性、戌峰の天才性と自由奔放さ、暁先輩の綾薙学園を愛するがゆえの厳格さ等々…全員、ひとりひとりがあぁ彼らっぽい!と思える言動をしていて感動した。

昨今の2.5次元事情に詳しくないのだけど、声なども研究しているのかなと思う。「声自体が似ていること」が重要なわけではないと個人的には思うけれど(もちろんキャストさんが好意で寄せてくれているのは嬉しい)、喋り方のクセでああこのキャラっぽいと思えるのは純粋に嬉しかった。

アニメにはない台詞を口にしたときや、舞台の隅での些細な動きで、そのキャラ“っぽさ”が感じられるのは、別物だけど同じというか、舞台上という違う場所でも彼らが生きているようでワクワクした。アニメの画面外の景色ってこんなふうなのかもなぁって素直に思えた。そんな瞬間がいくつもあったのは、そんなふうに思えるよう沢山たくさん研究して努力してくれたからなんだろうなぁ。全キャストのみなさんには感謝の気持ちしかない。ありがとうございました。

 

千秋楽の挨拶で卯川役の星元さんが「team柊でよかったー!!!」と叫んでいた。私も「スタミュミュが観られてよかったーーー!!!!」と叫びたい気持ちでいっぱいだった。長々書いたけど、結局その一言に尽きる。

隅から隅まで見るには、私の目も観劇回数も足りなかったから、早く円盤が発売してほしい。また今年も9月を待ちわびることになるとは思わなかった*4。そして願わくば、また同じキャストでの再演・続編が観られますように。

*1:もちろんスタミュの世界観の解釈にも色々あるだろうと思う。私は開始直後のシーンで涙し、OPの煌びやかさに感動し、その流れで黒ボードに蛍光イエローで書かれた[ス][タ][ミ][ュ]が登場するという、笑いと涙のハイブリッドな構成に「うわっスタミュだ」と思った。(一例)

*2:ただ、俳優さんファンで来場した知り合いがいないので、アニメを知らなかったら理解しにくかったのかな?というのはわからない。

*3:私の中のジャニオタが興奮した

*4:OVAの発売が昨年9月だった